Debconf5参加レポート (イベント・観光編)

カンファレンスの中日に用意された、スオメリンナ島への日帰り観光ツアー。

宿泊所すぐそばの桟橋から船で出発。参加者はほぼ全員 DD。

スオメリンナ島は、島一つがまるまる要塞になっている。 フィンランドがスウェーデン王国の一部の時代にロシアの侵攻を防ぐために作られた。 世界遺産に登録されている。

島は当時の面影を残すと同時に、フィンランドでは最も人気と値段の高い住宅地になっている。

本場サウナを経験しに、近くのサウナ場へ。 中は一般の人も借りれば使える公民館のようになっており、その一角にサウナ場がはいっている。 本場サウナはかなり熱かった。また混浴だったのも印象的。

Finland に行く前に検索していた所、ヘルシンキ大学 (HUT の方ではない) で Linux の生みの親 Linus Torvalds が使用していたコンピュータが展示してあると耳にしていた。 木曜昼近くの発表取り止めで時間が余っていたこともあったので見学に行った。

実はどこで展示しているのか知らなかったので、まずヘルシンキ市内にある中心の校舎に 出向くことに。ヘルシンキの中心街は結構大きく、明るい感じである。 フィンランドは公用語がフィンランド語とスウェーデン語。両方が同時表記されている。 しかし、国民の大半が英語が読み書きできる割に、駅などで英語表記をほとんどみかけない。

市内にあるヘルシンキ大学校舎。ここで、コンピュータ科学科はここにはないことを お聞きする。どうも市内から少し離れたところまでバスまたはトラムでいかなければならないらしい （おかげで午後一番の講演を聞き逃すことに…）。

コンピュータ科学科とその建物。中に入って係員に聞いてもなかなか理解してもらえない。 それもそのはず、置いてあるのは廊下にあるちょっとした展示スペースに飾ってあるだけだからだ。

Linus が使っていたコンピュータ。1993年頃とあるから、ある程度開発が進んでから 使っていたものと思われる。コンピュータはここには置いてあるが、実際にここで開発を 行なっていたかは不明（たぶん違うと思われる）。 見学した感想からすると、正直時間をかけてまで見るものではなさそう。

帰りのヘルシンキバス停で待っていた所、バスターミナル全部が停電に。 Debconf3 オスロの地下鉄でも停電は経験したので、これで2度目。 写真はヘルシンキで数少ない寿司屋。味は少し甘酢が多いものの普通。

参加者が一同に会しての夕食時間。これだけ人数が集まると圧巻である。

Andreas Schuldei (stockholm), 現プロジェクトリーダー Branden Robinson (overfiend) によるご挨拶。

Debian 開発者ならば、必ず各人ともネットワーク上で本人確認するため GnuPG 鍵というものを持っている。 キーサインパーティーは、参加者が互いの鍵に署名し、認証しあうイベント。

キーサインパーティーの様子。参加者は2列に並んで、輪を描くように お互いに署名をしていく。今回は全部で 186 名が参加したため、ひたすら本人確認を 2時間半かけて行なっていった。終った頃には披露困憊。 開始は午後9時からであったが、白夜なので外は明るかった。

折角フィンランドまで来て市内観光もせず帰るのはもったいないので、カンファレンスを抜け出して ヘルシンキ動物園と市内でおみやげを見にいこうということに。

ヘルシンキ大聖堂とセナーティ広場。中は立派な教会である。

マーケット広場。屋台が軒を連ねて様々なものが売っている。

船でヘルシンキ動物園へ。

ヘルシンキ動物園は、島1つがまるごと動物園になっている。中はかなり広くて、一周するだけで3時間ほどかかる。