ごとむにっき
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2016年01月04日(月) [n年日記]

#1 Liva X に Debian 8 jessie をインストールして家庭内ルータとして使ってみる。

しばらく前にルータに問題があり、交換するのも面倒だったので、古い IBM Chandra2 を利用して家庭内ルータに使っていた。それももう数年も(!)。

恐るべきことにいまだに現役で動いているのだが、ここ最近さすがに HDD が起動しなくなるなど問題が出てきた(振るとスピンドルに勢いがついて起動できる!)。 そこでこの年末年始にリプレースすることにした。

そのリプレース先に選んだのが「ECS」社から発売された「Liva X」。全部載せの割りに安価・省電力・ファンレスという家庭用ルータにはうってつけの製品。

Liva X

詳しくは、
* 代理店リンクスのページ (https://www.links.co.jp/item/liva-x/)
* ECS Japan (http://www.ecsjpn.co.jp/liva/liva4.htm)
* ECS社のページ (http://www.ecs.com.tw/ECSWebSite/Product/Product_LIVA.aspx?DetailID=1593&LanID=5)
を参考のこと。

しかし、Liva X は非常にマニアックな構成のため、はまりどころが満載。以下に、ルータマシンにするにあたってハマったところと設定をメモする。

Liva X の Debian 化ハマりどころ:

Liva X は M.2 スロットに SSD を差せば、通常のハードディスクとして見れるらしいのでインストールは楽らしい。ただ、今回は折角なので内蔵 eMMC へのインストールにチャレンジしてみた。 しかし、これがハマること間違いなし。日本語での情報もバラバラにあるので、なかなかさくっとインストールできない。ハマりどころをまとめてみた。
  1. Liva X はモニタケーブルを差していないと、起動時に BIOS → Grub へ移行してくれない。これはたぶん Grub のバグっぽいが良く分かっていない。私はモニタを差さない、いわゆるヘッドレス運用したいので を購入して接続した。
  2. Liva X の BIOS の Boot タブで必ず "Windows 8" を選択する。他のエントリには "Windows 8 + CME" と "Windows 7 or other OS" とあるが、こいつらは結局 Legacy BIOS なので、eMMC が起動時に見えないのである。紛らわしい。"Windows 8" にすることで UEFI ブートになる。
  3. インストーラの起動メディアが UEFI ブートに対応していないと起動できない。Debian installer を普通に CD-R に焼いて入れると起動メディアとして UEFI から認識してくれないようだ。さらに紛らわしいことに、Legacy BIOS で起動している場合(つまり "Windows 8" ではない場合)は Debian installer が CD-R から起動してくれるものの UEFI へブートメディアをインストールしてくれない。このため、インストール後 eMMC から起動できない。今回は CD-R ではなく、UEFI ブート可能な USB メモリを用意して乗り切った。
  4. OSは必ず amd64 (64ビット)でインストールする。手持ちの Liva X は2GBモデルだったので、最初 i386 (32ビット)でインストールしたのだが、Liva X の BIOS は64ビットUEFIにしか対応していないので、Debian installer は UEFI を正しくインストールできない == eMMC から起動できない。
  5. Debian Live は使わない。Debian Wiki によると、Jessie の Live installer は UEFI に未対応らしい。
  6. eMMC に必ず UEFI システムパーティションを作る。UEFI は、メディアの FAT32 でフォーマットされたパーティションに入っている EFI/*.efi ファイルというのを読んで起動する仕様なので、Legacy BIOS 起動のように MBR は使わないためである。なお、Debian installer は自動で UEFI システムパーティションを作ってくれないので、自分で作らないといけない。
頑張れば、上記制限を乗り越えてインストールできると思うが、相当知識がいるので大変だと思う。

Debian jessie インストール方法:

結局以下のような順番で eMMC から起動する Debian jessie をインストールに成功した。もしかしたら、もっと簡単にできるかもしれないが。まずは、母艦側でインストールイメージの準備。 続いて、Liva X にUSBメモリ・モニタ・キーボード・LANケーブル・電源を差して起動。

ルータの環境設定:

ルータとして使うので環境設定も行なった。色々備忘録入り。

終わってみて:

非常に大変だったが、とにかくファンレスで全部入りの Liva は家庭用ルータにはぴったりではないかと思う(除くモニタケーブル問題)。 結局 Liva X の設定には、総計して4日〜くらい使った気がする。それにしても、昔のコンピュータってこんな風に色々面倒くさかったよね…。 というか、ここまでして自前のルータを立ち上げなくても良い気がして来た…。

以上、1 日分です。
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